ヴィンテージワッペンの
少し野暮ったい文字や
古びたミシンのジグザグな縫い目
そのレトロな可愛さは
今の精巧なミシンでは
自動で作れない味
オリジナルのフォントや
特殊な刺繍を施し
そのレトロな味を再現しました
アクセサリーを身に纏うように
お気に入りのギアを
ワッペンで着飾ってみませんか
※写真はイメージです。イヤリング、ネックレスなどの金具はついておりません。
color: ALWAYS HAVE FUN(くすみピンク)
material: ポリエステル、綿糸
size: 5cm×5cm
weight: 約1g
¥2,200 (税込)+ 送料
color: ヤマガスキ(アイボリー×レッド×ブラウン)
material: ポリエステル、綿糸
size: 2cm×5.5cm
weight: 約1g
¥1,800 (税込)+ 送料
color: ヤマガスキ(ターコイズ×ブラック)
material: ポリエステル、綿糸
size: 2cm×5.5cm
weight: 約1g
¥1,800 (税込)+ 送料
※洗濯時に色落ちすることがあります。
※ワッペン裏地に粘着シートはついておりません。縫い付けまたは安全ピン、両面テープなどをご使用ください。
※アイロン粘着シートを使用すると生地を溶かす恐れがあります。
納品時は画像のような封筒に入った状態でお届けします。
※花は付属されません。
※画像は2個になります。
製作日記
昔の家具、雑貨。暗く錆びれた建造物、建造物。私は昔から新品で綺麗なものより、使い込まれて味のある、なんならだいぶくたびれたものに惹かれる傾向がある。人の手を感じられる民芸品なども好きだ。哀愁漂うその空気感や、無骨な面構え。かと思えばとても気の抜けた表情だったり。重ねてきた年月を思わせる佇まいがとても好きなのです
登山に持っていくギアも同じで、遊牧民や旅人、昔の映画に出てきそうな冒険家や登山家の使い込まれた衣服やどこか野暮ったいバックパックに憧れを感じる。けれどそれは機能面で見ると重たかったり、使いにくかったり。神田の某登山専門店が閉店すると聞いた時に、閉店前のごった返している店内で「あそこの壁に掛かっている古いリュックを見たいんです」と言うと店主に「あんな埃だらけの、誰も使わないよ!」と相手にされなかった経験もある笑
話が逸れましたがワッペンの話
ではバックパックは機能・軽さ優先で最新のものを使うにしても、どうにかあの雰囲気に近づけたい。そう考えた時に出たひとつの答えがワッペンでした。が、巷に売ってあるワッペンは、綺麗で精巧すぎる上に、可愛らしいキャラクターや雑貨をモチーフにしたもの、ロックなものが大半。なかなか欲しいのが見つからない。ネットや古着屋を探し、やっとヴィンテージのいい感じのワッペンを見つけた。そうか、ヴィンテージのワッペンを探せばいいんだ!と気づいたものの、なかなか販売しているところがない。となると「ないなら作ればいい」という気持ちがうずうず。海外の民芸品のような、その辺の路地でミシンを動かして作っていそうな、いい意味でいい加減なつくりの(笑)懐かしさ漂うワッペンを作りたい。そうしてワッペン作りが始まったのです
ロックでもメルヘンでもない、オールドスタイルのデザイン
初めて聞いた時にすごくいいなと思ってメモした言葉。ワッペンを作るならその言葉を使いたいとずっと考えていた。私のモットーとも同じ「Aiways have fun(いつも楽しむ)」トラブルが起こった時それを楽しめるか、怒ったり嘆いたりして終わるかでその過程も結果も変わることがある。なら楽しんだ方が得じゃない?というのが私の考え(なかなか常にそうはいかないけれど…)。書体はボテっとした野暮ったさと可愛らしさのある書体を製作。もしトラブルに遭った時はこれを見て思い出してもらえると嬉しいな
それともうひとつ、直球で「ヤマガスキ」。アソビビトのロゴもだけど私は昔から片仮名が好きなのでこちらは片仮名で。たまに片仮名含め観光客向けの日本語のTシャツやらを見かけるけど、あれはちょっと日本人は受け入れ難かったりもするので笑、片仮名を使いながらも文字として読むのではなく、少し崩して形として見せる。こちらは色に変化をつけてミニマル & モードスタイルにも合うように
ヴィンテージのような“いい加減さ”を再現
ヴィンテージワッペンの“いい加減さ”を出そうにも、なかなかそれを再現するのは難しい。機械でもっと精巧な整った刺繍ができる現代に、それをあえて崩してくれというのだ笑。普通のワッペン制作会社はそんな面倒くさいことはまず受けてくれない。(私が作るものはややこしいものが多いですね…笑)
そしてやっと作ってくれる、刺繍を専門にしている工場を見つけた。まずは私のデザインを元に縫い目をガタつかせたり、“いい加減さ”が出る刺繍の型を作ってもらう。そしてサンプル出し。最初はお互いの完成図が少しかけ離れたものだったけれど、そこから擦り合わせてどんどんイメージを近づけていった。デザイン・素材選び、そして刺繍のプロの技術をお借りして、狙い通りの味のあるワッペンが完成
ワッペンはアクセサリーのようなもの
ワッペンは登山の役に立つ道具とは違い、ただの装飾品。着いていようがいまいが全く支障はないし、むしろUL(Ultra light)の考えでいくと、ただ荷物を重くするだけの不要なものかもしれない。でもそのわずか1gのワッペンで着飾ることで、いつもの登山がより楽しくなるといいなと私は思うのです。私のように昔の冒険家に憧れる人はもちろん笑、古着好きの方、ワッペンを着けたいけれどあまりポップ過ぎるのは…という方にぜひおすすめしたいワッペンです