硬い素材を使わず負担を軽減し
長時間の着用でも痛くなりにくい
長さ調節可能のベルト&紐で
様々な頭のサイズに対応
キャップに重ねることで
日除けも可能に
ニット帽だけでは耳が冷たい日も
イヤーモフを重ね付け
柔らかい素材でできているので
嵩張らず携帯できます
ススキ
material:
頭のベルト…アクリル
耳当て…ファー/アクリル・ポリエステル
顎紐…ディアスキン(鹿革)
size:
頭のベルト…20−38cm
耳当て…W13×H14cm
顎紐…34cm
weight: 50g
※汚れた場合は優しく手洗いしてください
※寸法は多少の違いがございます
※画像はサンプルです
※ニット帽は付いていません
¥ 5,800 (税込)+ 送料
シラカバ
material:
頭のベルト..ナイロン
耳当て…ファー/アクリル・ポリエステル
顎紐…ディアスキン(鹿革)
size:
頭のベルト…20−38cm
耳当て…W13×H14cm
顎紐…34cm
weight: 50g
※汚れた場合は優しく手洗いしてください
※寸法は多少の違いがございます
※画像はサンプルです
※ニット帽は付いていません
¥ 5,800 (税込)+ 送料
ユキカゲ
ユキカゲは毛足の短いムートン生地を使用し、頭のベルトが紐仕様になっています。コンパクトな方がいいという方はこちらがオススメです
material:
耳当て…ムートン/アクリル・ポリエステル
頭・顎紐…ポリエステル・ナイロン
size:
頭の紐…17−27cm
耳当て…W12×H12cm
顎紐…26cm
weight: 47g
※汚れた場合は優しく手洗いしてください
※寸法は多少の違いがございます
※画像はサンプルです
※ニット帽は付いていません
¥ 5,800 (税込)+ 送料
製作日記
秋口〜春にかけての山は、街よりも5度も10度も寒くなる。天気が良くても稜線に出ると風が強くて、ニット帽をかぶっていたのにもかかわらず耳が冷たさで千切れるかと思うくらい痛くなることがあった。次の登山には耳あて付のフライトキャップをかぶって行ったが、上り坂では暑く頭が蒸れて、髪はぺたんこで脱ぐに脱げない…といった状態に。よし、それならと市販の耳あてを買ってみたものの、頭のサイズが合わず落ちてくる、またヘアバンドのような硬い素材はだんだん痛くなるし、使わない時に嵩張った
愛用している帽子に重ね付けができる耳あて
冬でも日除けや顔を保護するつば付きの帽子が被りたい時がある。耳あて付きでそんな感じの売ってるじゃん、と思われるかもしれないが、ウェアによって帽子を選びたいというお洒落心もあったりして…
そんな思いからまずは家にある生地をひっぱり出して自分で作ってみた。モフモフで見た目も可愛くて、帽子と重ねてもゴワゴワしない、使わない時は嵩張らず収納できる耳あて。毛足の長いファーは肌触りがいいだけでなくメイク崩れも少ない。作った耳あては思っていた以上に使い勝手がよく、見た目も可愛くできた
頭のサイズに合わせて調整を可能に
バンド部を布地にすることで帽子との重ね付けができるという点はOK、次に出てきた問題はサイズ調整のやり方。マジックテープは帽子と重ね付けした時や収納時に他の生地にくっついて生地を傷めてしまう。スナップボタンだと微妙な調整ができないしプラパーツを使うとパーツが頭に当たって痛い。紐や糸を使ってギャザーで調整はどうか?見た目は?使い勝手は?
大事なことは見た目や使用感は損なわず、かつ装着時の不快感をなるべく減らすこと。色々なやり方を試し、ひとまずファー部分にオリジナルの薄いプラパーツを隠し、ベルトのように調整することに落ち着いた。これなら見た目に響かない。パーツも肌への当たりを軽減するためなるべく薄く。パーツの留める位置、場所、向き、一つひとつ試行錯誤しながら何度もやり直して一番いい位置を探していった
サンプル1号が完成し、これで決定!と思われたがまた別の問題が出てくることになる
できたサンプル1号をアウトドアイベントで展示させてもらった。たまに興味を示してくれる人がいても「これは何ですか?」「ミトン?」「ポケット?」と用途が伝わっていない。帽子と合わせる時を意識しすぎて形がポケット型になり過ぎたのも良くない。わかりやすいように展示の仕方も工夫が必要だ。そして時間が経つにつれ耳あて部に隠していたパーツ部分が表にべろり。なんともみすぼらしい姿に…
イベント終了後、山ギアブランドを営む方々と話をした。皆さんのものづくりへの熱意や覚悟に圧倒され、自分の商品の完成度の低さに、本当に販売してもいいのだろかと思考はどんどんマイナスになり自信はなくなった
終了後、家族や友人に話をすると「何を落ち込む必要がある。自分が作りたいからやるんじゃないのか」その言葉に、勝手に人と比べて、誰かに何かを言われたわけでもないのに一人で落ち込んでいた自分に気づく。よし、まずは今回浮き出た課題を修正することから。やれる事をやろう
そして持って帰ってきた課題から、まずはパーツが出てこないように位置を調整する。見た目と強度を意識して裏地も付けてみる。バンド部がずれないようパーツ幅の調整も必要だ。一通りやってみたものの、形が複雑化しすぎて機能美には程遠く、一から見直し
本当にこれは必要なのか、これじゃないとと視野が狭くなってないか。友人たちや先輩方の感想も聞き、またサンプル用の材料集め、修正。途中ついついまた人の意見を聞きすぎていた自分に「あなたはどう思うの?」と聞かれ再度見つめ直す。一度は違うと思った調整法を素材を変えやり方を変え、やっと自分がこれだ!と思えるものができた
痛くならない、嵩張らない。街でも使えるイヤーモフ
肌触りの良いファーと、顔の邪魔になりにくい小さめのパーツを使用し、顎紐も見た目のナチュラルさを意識して肌あたりがよいディアスキンを使用。ベルトは天然素材よりも汚れにくさ、速乾性のある化繊を。また、ムートンの方は頭のベルトが目立ちすぎるという方や男性も身につけやすいよう、ベルトではなくコードを採用。紐で大丈夫?と思われるかもしれないが、支点を三点にすることでより安定するようにしている
ヒマラヤでも耳が凍りませんよ!とは言えないが、自分が欲しいと思える可愛さと使い勝手を併せ持つものが作れた
長くなりましたがそんなアソビビトの思いが籠ったイヤーモフです。なかなか自分に合う耳当てが見つからないと思っている方はぜひ一度使ってみてください。男性の方もぜひ!
製作時にイメージした蒼井優さんのスタイル。可愛すぎる…!
出典:SWEET Magazine