旅の始まりは船から
暑さが少し落ち着いた23時、竹芝ターミナル発の船に乗り込む。以前別の航路の二等客室で、夜中に隣の子どもの腕に顔を叩かれて目が覚めてしまうという経験があったので、今回は特ニ等にしました
特二等は寝台列車のような一人用のベッドが自分のスペース。広〜いホテルの客室もいいけれど、全てが手が届く位置にあるこの狭い秘密基地のような空間も好き。ひと通り船を見学したら就寝の時間に。想像以上に凄く綺麗な船でした

港から連絡しているバスに乗り込み、大島温泉ホテルへ。ここが登山口であり本日のお宿。ホテルでお弁当を受け取り準備を済ませたら、朝の静けさの中、出発

大島温泉ホテルを出て、再生の一本道〜こもれびトンネルへ。道の先に覗くこれから向かう景色が既に綺麗で、ワクワクが込み上げてくる!

こもれびトンネルと言いつつも、まだ太陽は姿を隠していて時折こもれびトンネルくらい
周りはぽこぽこが付いてる木がいっぱい。こんな楽器なかったっけ…あ!ギロってやつ!ちょっと違うか笑

木漏れ日トンネルを抜け見えてきた大平原。いつもとは何か違う植物、虫、鳥の鳴き声、空。そのほんの少しの違和感が集合体となって、「島」を感じさせている

道が開けて地面もどんどん溶岩らしく。高い山にいるわけでもそんなに登ってもないのに見渡す限りの荒野。なにこの冒険感。ドラクエの世界やん!と、かなりテンションアップ!



周辺に咲く花は紫陽花のようなものとゆり。この2種くらいだったかな。火山はホント異世界感ある!
そしてテキサスルート分岐。左に曲がると裏砂漠へ出る
雲が晴れて三原山の全景が!火口も見える!クレーターみたい!


ここから少し坂になり、山頂へと登っていると怪しい雲が…。どんどん周りは真っ白になり一旦途中のベンチで待つことに
太陽は隠れるし風は強いしで寒くなってきて持っていたショールを腰に巻く
今回の旅でショールは日除け、防寒、船で寝る時のシーツ代わりとして持ってきました。UL性&機能性では化繊に劣るかもだけど綿の肌触りが欲しい時もあるのよね(特に寝る時)

これはイギリスで購入した思い出のインド綿のショール。インド綿は比較的薄くて軽くてめちゃくちゃ肌触りいいのでオススメです!(ただ、濡れには弱い)
さて、待てど暮らせど霧は晴れず。仕方がないので一旦山頂遊歩道経由で三原山頂口駐車場まで下ることに
途中で見たアア溶岩。アアってなんやねん!て思ったけど読んでもわかんなかった笑
※アア(a’a)」は「ゴツゴツした/トゲトゲした」という状態を表すハワイの現地語に由来するそうでした


駐車場にはトイレがあるのでここで天気の回復を待ちつつお昼ご飯。ホテルで注文したおにぎり弁当をいただきます。5時半の出発時間に合わせて作ってくれるのが有り難い…!トイレはなかなか虫が多くデンジャーでした…

結局霧が晴れることはなく、諦めて表砂漠コース経由で温泉ホテルへ
表砂漠は砂浜みたい。苔が珊瑚のように見えるね。霧で水滴が付き始めたのでショールはやめて so far so good のAmulet(レインスカート)を履く。暖かいし水を弾くしやっぱり化繊は便利。笑


下山後は温泉に浸かって汗と水滴を流す。次の日も朝から雲がかかっていて展望は望めなそうだったので、街へ下りて現地の名物寿司を食べに。他のネタもとっても美味しかったです!ごちそうさまでした!


帰りは高速船で。後から島の人に聞いたら夏の三原山は雲がかかってることがほとんどで、秋〜春頃がシーズンなんだって。また椿の季節に合わせて来たいな
2023年7月11-13日
三原山
所在地 東京都(伊豆大島)
距離 約14km
最高標高 747m
最大標高差 約356m
コースタイム 約8時間(休憩・天気待ち含む)
※温泉コース↔︎お鉢巡り 標準コースタイム3〜4時間
今回の予定
(5:00)発着港(元町港or岡田港)発 三原山温泉行バス乗車
(5:30)三原山温泉(大島温泉ホテル)バス停着
(5:45)大島温泉ホテル発
〜どこかで朝ごはん〜(7:30)三原山神社 お鉢巡りコース
表砂漠コースへ
(9:30)三原山頂口
山頂遊歩道へ
(10:40)三原山神社
温泉ホテルコースへ
〜どこかで昼ごはん〜
裏砂漠へ寄り道?
(12:00)大島温泉ホテル
今回の記録
(4:30)発着港(元町港or岡田港)発 三原山温泉行バス乗車
(5:00)三原山温泉(大島温泉ホテル)バス停着
〜朝ごはん〜
(6:10)大島温泉ホテル発
(7:05)裏砂漠コース分岐
〜ガスが出てきたので坂のベンチで待機〜(8:20)三原山神社
山頂遊歩道へ
(9:20)三原山頂口
〜ガスが落ち着くのを待ちつつお昼休憩〜
(11:40)三原山頂口発
表砂漠コースへ。途中で道を間違え山頂遊歩道へ出る
( − )三原山神社
温泉ホテルコースへ
(14:10)大島温泉ホテル