宝登山 標高491.7m

2018.2.12

家を6時過ぎに出発。電車を乗り継ぎ8時半野上駅着。初めての秩父鉄道でラッピング電車とすれ違う!鉄道萌え〜

数人の登山客に連れ立ち野上駅改札から真っ直ぐ歩いて途中右折。長瀞アルプスの立て札もあるのでわかりやすい。とても長閑な風景が続く

のんびり歩いて長瀞アルプス登山口着。登山口には丸太のベンチが置いてあり準備するのに便利だ。地元の人達の心遣いがありがたい

準備を終え9時。いざ、出発。低山と言えど先日の大雪で登り始めから雪が残っている。足元は土の水分が凍っていて、柔らかいかと思いきや地面の固さに不意をつかれる。登山客が踏んだ後の凸凹のまま凍っているので足元に注意が必要だ

登山道横の斜面はまだまだ一面の雪。雪山に憧れていた私はちょっとした冬山気分を味わい興奮。雪に朝日が反射して綺麗だった

少し行くと木々の葉っぱはなくなり、見通しが良くなると共に雪も姿を消す

景観もなかなか素晴らしい

いくつかの峠を超え道が凍結してきた。この辺は日が当たりにくい場所なんだろう

そして宝登山登山口の看板を見上げると凍結した坂道!これはやばい!周りは細かな枝のある低木、歩ける部分は全て氷。もちろんアイゼンなんて持っていない私は他の人達に倣ってなるべく雪のある部分を登る

しかし半分くらい登った所で遂に道がなくなる。どこを踏んでも滑るのだ。これはどうするかと一人立ち止まっていたら、隣でアイゼンを取り付け出した男性がトレッキングポールの先っちょのカバーが外せると教えてくださり、ポールを地面に突き刺して進むことに

全然違う!アソビビトはトレッキングポールのカバーが外れることを知った!!!
普段は登山道の保護のためカバーを着けて使うのが一般的なんだって

本当に山は人が親切だ!

上から見た坂道。これから登る人達も手を地について登る。この坂道を超えると後はなんなく進むことができた。最後にちょっと息が切れる階段を昇ると頂上はすぐそこ。全体的に緩やかな道のりだった

そして…

頂上!!一気に視界が拡がる。頂上には蝋梅園があり、ちょうど今が時期らしく辺りは蝋梅の香りで満ちあふれている。なんて幸運!(蝋梅園があることを知らなかった笑)

蝋梅はまだ6分咲くらいだったがとてもいい香りだった

ひとしきり記念撮影を終え、お待ちかねの昼ご飯。今日はクッカーデビューの日!

今回のメニューは鍋焼きうどん。家でとったお出汁は密閉容器に入れて。冷凍したうどん、海老、干したエノキ、わかめはジップパックに。ここで先日買ったジェリーマルケスのジップパックが役に立つ。そしてキッチンペーパーで包みクッカーの中に固定してきた卵を

寒さと強風のせいか何度も火が消えて燃料を余計に使ってしまった。結局持って行っていた100ml全てを使い切ることに…。なんとか足りて良かった。。途中から手でアルコールストーブの周りを囲み、やっと火が落ち着いた。家とは勝手が違うから難しい。風防必須だな!

アルミのクッカーだと汁物は熱すぎて食べにくいかと思ったけど、冬なら全然問題ないことがわかった。色々と改善点はあるが最初はこんなものだろう。冷えた身体に温かいうどんが沁みる〜!!!

食べてる内に鍋はどんどん冷めて、最後スープを飲む頃には素手で持てるくらいの温度だった。これがチタンだともっと冷めにくいのかな?

食べ終わったらキッチンペーパーで水分を拭き取る。あとは家に帰ってから

手作りのカトラリーケースもデビューしたがこれがなかなか良かった!広げて置いておけるし、カトラリーが行方不明になることもなかった。まあそのままクッカーの中に収納するのが荷物が減っていいんだろうけど(笑)これはキャンプ用かなー

昼食を終え、頂上のあまりの冷風の強さに耐え切れず帰りはケーブルカーでさっさと下る(笑)

その後長瀞名物石畳を覗き、「満願の湯(長瀞駅送迎可 ※要予約 2018年2/12現在)」さんに立ち寄って冷えた身体を温める。登山もできて観光もできる。長瀞はいい小旅行スポットだなぁ

【今回の服装】
●登山前、下山後
メリノウール長袖インナー、山と道Alpha Anorak、フリース、ブルゾン、ニットキャップ、ネックウォーマー、立体構造タイツ、化繊ランニング用パンツ、メリノウール靴下、ヌプシブーツ、手袋
●登山時
フリースを脱ぎネックウォーマーを外す。靴はハイカットトレッキングシューズに履き換え
【今回の行動食】
なし

【備忘録】
●頂上は風が強いこともあり体感温度が低い。防寒がより必要
●頂上では寒さに耐えきれなかった。冬の登山着の見直しが必要
●トレッキングポールの先(カバーだったらしい)は取り外し可能。凍結した地面の際はカバーを外すと踏ん張りが効きやすい
●低山と言えど冬山の装備は必要。まず買うべきはアイゼンかな?